娘と息子とちいさいお庭

子どものことと暮らしについて記します

男性育休とリモートワークについて - 里帰り期間終了直後を振り返る

息子の誕生

2018年夏、いまではそろそろ3歳になる息子が誕生しました。出産はお互いの共通の地元へ里帰り、産後約1か月後に関東近郊の自宅(当時は賃貸、都心の勤務先まで電車で約1時間)で妻と息子と私の3人の新しい生活がスタートしました。

この時の体験が今でも結構印象に残っているので、ここで振り返ってみたいと思います。

 
お互いの実家から自宅までは車で3~4時間以上の距離のため、里帰り終了後に日常な両親のサポートを期待することはできませんでした。そのため、せめて最初くらいは出勤せず、終日自宅で妻と息子と一緒に過ごせないかなーと常々考えていました。妻が専業主婦のため私が勤めている会社の育休制度は利用できず、当時の上司に掛け合って最初の1週間を在宅で勤務できるよう認めてもらいました(当時はコロナ前で、今とは違いリモートワークはまだ遠い存在でした)。

 

自宅で妻と二人で育児


さて、ここからが大変でした。

 育休ではなく在宅"勤務"なので家で仕事をしなくてはいけない(そもそも休んだところで誰も代わりに仕事をしてくれるわけではない…)。お客さんからも社内からもメール電話が当たり前にくるし、その他自分の仕事もたくさんある。

 

リビング兼ダイニングルームのPC用机で仕事用PCを開く。そこ以外の部屋は寝室か小さい物置部屋なので、妻と息子も同じ部屋で生活をする。


生後2か月の赤ちゃんは寝るか泣くかおっぱい飲んでるかのどれかなんだけど…寝ない。正確には布団に寝かせると起きる(俗にいう背中スイッチ)。よく言われている、3時間ごとに寝て起きてを繰り返すなんてとんでもなくて、日中は1時間おきくらいの間隔がざら。二人とも初めての育児でてんてこまいでした。

 


ミルクの温かさはこれくらい?熱すぎ?今度は冷たすぎ?はき戻した!げっぷしない(涙)室温はこれでいいのか?授乳で寝落ちする直前にうんちしてそのまま寝たどうしよう?夜中授乳中に寝落ちしちゃうから隣で一緒に起きていよう(つらすぎて全然続かなかった)…

 


二人で初めての育児に翻弄されつつ、隙間時間に家事を行い最後に残された時間で細切れに仕事をやる、みたいな生活が1週間続いて心底疲れました(お昼ご飯作ってる最中に15歳くらい上の会社の人から電話がきて「今オムライス作ってるんですけど(怒)」って謎にキレてました)。

 

1週間まったく仕事になりませんでした。

 

こんな感じで、育休という形ではなかったもののほぼそれに近い形で1週間を妻と息子と自宅で過ごすことができました。

 

終日一緒に育児ができてよかったこと 

- 妻の負担軽減
冒頭の通り、里帰りが終了し自宅に戻るといきなり両親のサポート無しですべてをこなさなければなりませんでした。昼夜関係なく子どもに翻弄され、産後から続く慢性的な睡眠不足で体力も低下しています。また、初めての育児による不安やストレスで精神的にも疲弊しています。(NHKによると、産後1年未満に死亡した女性でもっとも多い死亡原因は"自殺"だそうです。)

 

知ってほしい“産後のうつ”~92人自殺の衝撃~|サイカルジャーナル|NHKオンライン

出産後1年未満に死亡した女性について分析したところ、▽自殺が92人で最も多く、次いで▽がんが70人、▽心疾患が24人、▽出血が20人などでした。

 

- 育児、特に初期のバタバタや不安を妻と共有できる
ネットで調べれば「赤ちゃんの1日の流れ」みたいな情報はいくらでも探せるし1日の終わりに妻からその日の出来事を聞くこともできるけれど、やっぱり百聞は一見に如かずでした。勤務先の定時が9時ー18時だとして、片道1時間とすると家にいる時間はどんなに長くても19時ー8時です。その間も育児でばたばたな中ご飯お風呂自分の身支度等もあって体感の滞在時間はもっと短いです。

 

ミルクを吐いちゃったりしゃっくりが続いたりして「大丈夫かなー…?」と妻と一緒に不安になったり(赤ちゃんだとよくあること。私は妻よりかなり楽観的ですが)、授乳後の寝落ち直前にうんちしちゃって、せっかく寝てくれたから起こさないようにそーっと静かにおむつを替えようとしてみたり。何をしても泣き止まなくて途方に暮れたり。

 

もっといろいろたくさんあったんだろうけど(3年も前で結構忘れてる)こうした経験をただ妻から聞くのではなく一緒に経験することができて、父親としてとても貴重な経験をしました。会社の制度としてもっと長期間取れるのであれば利用しない手はないと思います。

 

初めての育児はわからないことだらけ

この"初めて”の育児の不安や緊張感はほんと独特というか、目の前に小さないのちがある、という事実がとても重いです。ずっしりきます。ちょっと変なしゃっくりしただけで血の気が引いたこともありましたし、夜寝ているときはちゃんと息しているか都度確認したりもしていました。2人目の場合はお互い心に余裕があるので、こうした経験は一生に一度しか経験できないと思います。

 
(偉そうなこと言ってますがこの1週間の後は普通に出社を再開しました。夜遅くなる日が続いたこともあって妻には苦労かけてしまいました。コロナ禍の現在はほぼフルでリモートワークですし、会社(と上司)がかなりフレキシブルで、妻の二人目のつわりの時(コロナ前)なんかも割と柔軟に過ごすことができました。この話はまた別の機会で。)