娘の夜間断乳を決意
2年前の息子に続き、そろそろ1歳2か月になる娘も夜間断乳をしました。
状況を整理しますと
- 完母(意識してではなくミルクをあげる機会がなくて結果的にそうなっているだけ)
- 昼寝も夜寝も寝かしつけは添い乳
- 夜泣き対応も完全に添い乳
- 夜泣きは一晩に多数
- 抱っこ紐と車以外は添い乳でないと寝てくれない
ということで、便利であるが故に完全に添い乳に頼り切ったスタイルとなっていました。対応が妻に依存してしまっているため、いざというときに私が完全に無力なのと、日常的に妻に負担がかかるため、1歳になったらそろそろ夜間断乳だよねと二人で話していたところでした。息子で一度体験済みですし。
風邪やら下痢(お腹の風邪)やらで何回か延期を繰り返し、ようやく決行です。
ルールと準備
ルールは
- まずはいつも通り寝かしつける(家族みんなで寝室)。
- 寝かしつけ後の最初の夜泣き(大抵夜0時までにする)で布団を敷いた1階の和室に私が移動させる。妻は、娘の泣き声で息子が起きた時のために寝室へ移動する。
- がんばる。1時間経ってどうしようもなかったら妻にバトンタッチする
です。息子の時は妻と私の二人で対応しましたが、今回は息子が起きたときのことを考えなければなりませんでした。娘が長い時間ギャン泣きすることが予想されたので、子どもは別々の部屋に寝かせます。必然的に夫婦で分担する必要が生じ、断乳するんだったら目の前に無いほうがいいよね、となって私が娘の対応をすることになりました。
いつ夜泣きが始まってもいいように、和室にはあらかじめ布団と私の枕を準備しておきます。息子の時は初日は2時間泣き続けたので、夜泣きが始まったら大人はそのまま床につけるように歯磨き等はあらかじめ済ませておきます。
いざ決行
1日目
23:10
娘の泣き声が聞こえる。さあ始まりました。リビングの電気を消しキッチンのダウンライトをつけます(暗すぎたのでその後リビングの常夜灯に変更しました)。寝室から娘を抱き上げ、一階の和室に移動します。Youtubeで胎内音を流し始めます。
案の定、泣きます。ママを求め、おっぱいを求め、泣き叫びます。でもそこにママはいません。私がやることなすことすべて拒絶します。
- 抱っこ⇒体をそり返し両手で大きくバンザイをし拒否
- トントン⇒私の手を払いのけ拒否
- しま〇ろうのぬいぐるみ⇒秒で投げ捨てられる
2年前の息子を思い出します。「ああ、これが2時間続いたんだっけ」と。
仕方が無いので20分くらい様子を見ていると、泣き声が断続的になってきました。
「ん?」
ここでまた2年前を思い出します。そういえば息子の時も、段々と泣かなくなって最終的に寝てくれたな、と。ただ、息子の時にその兆候が出始めたのが1時間以上泣き続けたあとでした。20分くらいでこの兆候が出るとは、
もしや案外すんなりいくのでは?
試しに座りながら抱っこしてみます。すると…拒否しません。体ををそり返すこともせず、私の体に吸い付き自分の頭を私の肩に預けるこの感覚…これはいける。ちなみに私の体験ですが、赤ちゃんにとって座りながらの抱っこと立ちながらの抱っこの間には雲泥の差があるらしく、抱っこをせがまれたときに座りながら抱っこをすると、100%「立て」と要求されます。立っているときの絶妙なゆらゆら感が心地いいのでしょうか。抱っこや抱っこ紐で寝ているときも、座ると起きやすくなります(電車内で抱っこしているときにたまに席を譲ってくれるときがあるんですけど、ずっと立っていたいときも多かったですね。お気持ちはとてもありがたいのですが。)ですので、座り抱っこで寝てくれるのは添い乳から比べると大きな進歩です。布団への着地にも成功し、最初の夜泣きから30-40分くらいで完了しました。
その日の夜はその後数回ほど起きましたが、同じく座り抱っこと着地を繰り返し、朝を迎えました。上々の立ち上がりです。
2日目
夜中の1時ごろに目を覚まします。1日目と同様、1階の和室まで連れて行き、座り抱っこで眠りにつきます。一度着地に失敗しましたが、次のトライで成功します(1時30分)。
その2時間後くらいにもう一度目を覚まします。この時、私が眠すぎて半ば無視していたら、勝手に泣き止んで再度寝てくれました。その後もあと2回くらい起きた気がしますが、適当にトントンしていたらすんなり寝てくれました。すばらしい。
3日目
0時30分ごろに目を覚まします。2日目同様1階に移動してちょっと時間を置いて布団に着地してくれました。次に目を覚ましたのが2時くらい。2日目の経験を生かして(?)適当にトントンしてみますが、なぜかこの日は勝手に寝てくれません。毎回座りながら抱っこするのもしんどいので、腕枕をしてみます。何回か拒否されたあと、最終的に私の胸の上のあたりで眠りにつきます。数分様子を見て、布団への着地も成功です。その後も、2日目のようなセルフねんねはしてくれず、腕枕など何かしら身体を触れながら寝かしつけました。
4日目
そろそろ出口戦略を考えなければいけません。最終的なゴールは、4人が同じ寝室で眠りにつき、夜泣き自体は仕方のないものとして、夜間の授乳無しで朝を迎えることです。
4日目も1時前くらいに起きて下の階ですんなり着地します。その後1-2時間おきに起きましたがすべてトントンのみで無事に寝てくれました。
トントンのみで寝てくれるようになったので、成功ということで一区切りにします。次の日からは全員同室で寝ることにします。お疲れ様でした。がんばったわたし。
その後
で、全員同室で一晩を明かし朝になり、これを書いているのがその日の夜です。同室初日は3時に目を覚まし(いつもより遅い…!)、トントンで寝るも1時間おきくらいに起きていました。5時の目覚めの際に妻の姿を発見してしまいどうしようもなくなったので、抱っこでいったん1階まで降り、寝付いたタイミングで2階の寝室へ戻しました。最後は6時半前に目を覚まし、1階に連れて行きヨギボーに無事着地させ、私が朝の支度(息子と娘の朝ごはん、洗濯物を取り込む、洗顔等)をしている間に娘が目を覚ましたので、そのまま朝ごはんとしました。
夜間断乳の副産物(?)として、日中も私の抱っこ(抱っこ紐でなくても)で寝てくれるようになりました(抱っこ無しはまだ時間かかりそう)。これは大きな進歩です。
タスクの冗長性を維持する
家事にせよ育児にせよ、夫婦のどちらか一方しかできない状態はリスク分散の観点からあまり望ましくありません。体調を崩した時、手が離せないとき、その他何かしらの事情で動けないとき、もう一方が動けないと途端に家の中がまわらなくなります。逆にそれぞれが一通りできる状態だと、不測の事態にはバックアップになりますし、平時は二人同時に違うことを進められるので時間をうまく使えます(=子どもとの時間が多く作れる、理想の時間帯に寝かしつけに移れる、子ども就寝後の大人だけの時間が増える)。
かくいう私は、授乳以外だと沐浴・7か月ごろまでの娘のお風呂と、1歳ごろまでの離乳食は妻に依存していました。その他の家事育児は特に問題なくできていた(というか料理以外の家事は私メイン。)と思います。*1今ではお風呂も娘の食事も問題無く対応でき、授乳が無くても問題無く寝かしつけられるようになったので、リスクと負担の分散がより適切になったと思います。
*1:料理の主担当は妻で、もしその日突然「今日は私が料理」となった場合、冷蔵庫の中のもので何か料理を作る、みたいな器用なことはできないので、たぶんかなり戸惑います。