娘と息子とちいさいお庭

子どものことと暮らしについて記します

ぶっちゃけ相続「手続き大全」を読みました

「もしも」に備えようと決める

年末にこんなネット記事を読みました。

diamond.jp

で、記事内で紹介されている本を買って読んでみました。

タイトルほど「ぶっちゃけ」ておらず、制度や手続きの内容が良くまとまっていてわかりやすい本でした。

一応私はファイナンシャルプランナー(FP)の資格を持っていて、この手の制度や手続きについての概略は何となく理解しています。しかし、それを専門に仕事をしているわけでも、実際に近親者が他界して当事者になった経験もなく、いざその時が訪れるとおそらく最初はテンパります。今の時代ネットで検索すればそれなりの情報にアクセスできるのでしょうが、書籍の形で体系的にまとめられていると安心です。

何をどう準備するか

一読してみて、とりあえずどんなことが起きて何が必要なのかはだいたい理解しました。一応私の両親からはそれぞれ、「自分に何かあったらここを見ろ」とは言われているのですが、どこまでの情報がそこにあるのかは未知数です。できれば口座とか保険とか全部網羅したリストがあれば嬉しいのですが、いかんせん本人たちも現時点ですべて把握できているか怪しいので期待できないかもしれません。今度しっかり依頼してみようと思いますが、ちゃんとやってくれるかどうかは五分五分です。

私には姉がいますが、幸い関係は良好でお互いPracticalな性格なので、相続関係で揉めることはなさそうです。

自分自身のもしもに備える

事故などで急に私に何かあった場合にも備えておきます。残された家族の負担をできるだけ少なくするため、手続き等に必要な情報は網羅しておきます。PCのノートに保存しておき、場所とパスワードを書いたメモの場所だけ連絡しておきます。クラウドの保存されているのでスマホアプリからでもアクセスできます。あと、手続きについてはこの本をとりあえず参照するように言っておきます。

下記はあくまでも現時点で思いつく内容です。半年に一度くらいのペースで更新します。

  • 各保険:どの保険に加入しているかと、各証書の保管場所のメモ
  • 証券:口座を持っている証券会社のリスト

⇒保有証券を相続人に移管する場合は、その相続人(例えば妻)名義の口座を新たに開設して移管するのが一般的のようです。

⇒Idecoの死亡一時金は5年以内に申請をする必要があるようです。

  • 銀行:口座を持っている銀行のリスト
  • 本籍地の確認
  • クレジットカード:保有しているカードのリスト
  • SNS:後処理や報告をしてほしいSNSのアカウントとその内容
  • 重要書類の保管場所:実印、印鑑登録証、パスポート(返納が原則)、自宅購入時の契約書類(ローン含む)、年金手帳などなど
  • 死去したことを伝える先:会社連絡先、連絡する親族
  • 名義変更が必要なものの一覧:自宅、自動車、光熱費・ネット支払い、保険の契約者などなど

⇒私名義の銀行口座からの引き落としが複数ある

本を読んで興味深かったところ

法定相続情報一覧図

法定相続人が誰であるかを証明したもので、これ一つで相続関係が証明できます。相続の各手続きごとに戸籍謄本といった書類が必要なくなります。知りませんでした。

遺言書をすぐに開封してはいけない

勢いあまって開封してしまいそうです。家庭裁判所で相続人立ち合いのもと開封しなければならず、勝手に開封することは違法です。勢いあまって開封してしまいそうです(2回目)。

故人の携帯電話をすぐに解約してはいけない

遺族の連絡先が分からないお知り合いの方は、故人の連絡先に電話をしてくるため、だそうです。なるほどですね。私の父親は職業柄、自宅の固定電話も利用しているので、こちらもすぐには解約しない方が良さそうですね。

家族葬の場合、故人宅への弔問が増える

そのため遺族が中々思い通りに動けない、といったケースもあるようです。なるほど。

貸金庫を開けるには相続人全員の同意が必要

大変ですね。遺言書で開ける人が指定されている場合は全員の同意はいらないようですが、その遺言書が貸金庫の中に入っていて誰が指定されているかわからず結局相続人全員で開けた、なんていう笑えるんだか笑えないんだかわからないエピソードもありました。

相続人が未成年の場合、法定代理人を立てる必要がある

えー、ということは私が近いうちに他界したら二人分立てなきゃいけないんだ。通常は親戚で、いなければ司法書士などの専門家の方にお願いするようです。

葬式の種類 - 我が家は神道

余談ですが、我が家の家系、仏教ではなく神道なんです。どうも祖父の代まで暮らしていた地域の影響らしく、そのため葬式は神式です(全体のわずか数パーセントらしいです)。仏式とはいろいろ異なるところがあって、私自身も断片的にしか理解していませんが、参列者の方に一番影響があるのはお焼香ではなく玉串奉奠(たまぐしほうてん)を行うところです。

玉串奉奠

仏式の場合、葬儀においては焼香を行いますが、神葬祭では焼香や線香を使わずに、玉串奉奠(たまぐしほうてん)を行います。玉串とは神道での御神事での参拝者や神職が神前に供える物で、木綿(ゆう)や紙垂(しで)と言われる物を榊(さかき)の小枝に付けたものであり、これを捧げることを玉串奉奠といいます。

https://www.ceremore.co.jp/flow/knowledge/10.html

フリー素材でありました。参列された方々にはお焼香をあげるタイミングでこの玉串を置いてもらいます。もらい方と置き方にはちゃんと手順があって大抵入口で教えてもらえるんですけど、皆さん混乱されます。ちなみに私もいつも混乱します。

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思ったこと

死ねない。

若いころは、今自分が死んでしまったとしても両親や彼女(=妻)を悲しませてしまうなーなんてぼんやり考えているだけでしたが、子どもがいる今はその切迫度がまったく違います。子どもたちへの心理的な影響という点でも経済的な影響という点でも、少なくとも二人とも成人するまでは死ぬわけには(もしくは健康を著しく害すわけには)いきません。また、もし私が事故などで突然死去するとして、上記のような下準備(?)が無いと考えるとさらに悲惨です。悲しむ暇もないとはまさにこのこと。

安全第一、健康第一でこれからも生きていきます。

 

ちなみに父親は、私が中学生のころから「75歳で死ぬように調整してたばこを吸っている」とかなんとか言っていました。50代のころに医者から「メタボやばい、このままだと危ない」と警告され見事ダイエットに成功し寿命を延ばしました。

本当に75歳を目指しているのかもしれません。